鎌倉殿の13人 33回感想 北条義時(小栗旬)の人生って・・

鎌倉殿の13人 33話、なんだか画面がずっと暗かったわ
私がスマホで見てしまったせい?

33話の感想、となればアサシン善児(梶原善)と源頼家(金子大地)でしょ!
なんだろうけど、私的には、その前の義時(小栗旬)の「太郎(泰時)はかつての私なんだ」のセリフが刺さったわ

義時と息子の泰時(坂口健太郎)が、頼家を討ち取る、いや助けるで口論して、泰時が立ち去った後に、義時が「あれは私なんだ」って言うところ

義時の人生って・・・って思ってしまったよ

数年前、令和4年の大河は「鎌倉殿の13人」で、三谷幸喜作品では初めての『主役が勝者側』って聞いた時、
私はヤッターっ思ったのよ

2016年「真田丸」の手に汗握る最終回を必死で見守って視聴した身としては、次こそは(☆∀☆)となったの

あの、あの最終回で、幸村(堺雅人)が勝者になる展開だったらどんなにか胸のすく物語になってただろうって
いや作品としては素晴らしかったけどね

そして始まった鎌倉殿
期待通り面白かったし、見始めた時は、この周りに振り回されてるお人好しの義時が武士の頂点を極めるのね?!
胸のすくような展開が見れるのね?!
ってワクワク・テカテカしたのよ

で、この展開・・・・

思ってた勝者の物語と違う・・・・

こっ、こえーよっ鎌倉!

これ、このままいってスカッっとする展開って、来るの?
ドラマとしてはとても面白いよ
もちろん最終回まで絶対見るよ

でも・・思ってたのとち・・・ シツコイ

もちろん大河常連の戦国時代の武将達だって、表舞台の戦以外の家中では、跡目争いだ派閥だなんだで陰謀渦巻く中にいたんでしょうよ

でもドラマだと、有名な逸話や大戦の方に焦点が当たって、家中の争いは2、3話で決着がつくじゃない、そんで
後は遠くの強国との戦いだーっ!!ヤーっ!!って感じじゃない

だけど鎌倉幕府では、せっまい所で身内も含めて内部抗争、
暗殺に次ぐ暗殺、そして暗殺・・

あそこにいる人達って生きた心地しないよね

暗殺してる側も本当はやりたくないけど、やられる前にやらねばってキリキリしてる

義時の場合は、謀略が成功してもずっと胸に傷みが残ってそうだし・・

正義感に溢れて「頼家様を殺してはいけないっ!(キリッ」 って主張する息子の泰時を
「あれは(かつての)私なんだ」という義時

鎌倉では変わらなければ生き残ってこれなかったんだよね・・

33話で、ほぼ北条家が天下を取れた感じだけど、まだまだ危ういし、
北条の者としてそれを磐石のもにしていく義務感が、これからの義時の原動力なのかな

予告に、のえ(菊地凛子)がちょっと映ってたね
来週34話のタイトルが「理想の結婚」✨ だって
なんか面白そう~

のえは義時の一番大切な人にはなれないと悟ったり、何か事件があった時、
比奈みたいに自ら静かに去っていくタイプではなさそうよね

先週は比奈を引き留めなかった義時をヒデーっ!て思ったの

でも比奈にとって、実家の一族を北条に滅ぼされた件と引き換えても、義時の側に居たいという程の愛を
義時は比奈に与えれなかったから
引き止める権利もないと思ったのかなあとちょっと思ったわ