大奥7話 感想 綱吉(仲里依紗)・右衛門佐(山本耕史)編 最終話

原作の桂昌院は、もう少し可愛げのあるキャラだったよ、という話は後にするとして笑

そんなことより、自分は今、7話の中で一番の瞬間を見てる!と思ったのは、右衛門佐(山本耕史)の眼差しよ!

そう、刺客に襲われた後、綱吉と右衛門佐が寝間着で対峙して座ってたとこよ

綱吉(仲里依紗)が、
「私には結局、何一つ後の世に繋ぐことは出来なかった」って言った時の、右衛門佐の綱吉を見つめる

右衛門佐は黙って見つめていたけど、私には聞こえたよ

「全てに秀でて、誰よりも幸せになれる筈だったこの愛しいお方が、なんでこんな苦しい人生を歩まねばならんかったんや」っていう京言葉が !

脳波で音声を受信したよ笑

その後の綱吉とのやりとりも切なくて感動的だったね

その後、紀州ではなく甲府の綱豊を養子にすると毅然と桂昌院に告げた綱吉

縋りつく桂昌院と打ち掛けを残して、全ての呪縛から解放されたかのような綱吉の微笑み

はいっ、また7話の最高の瞬間が来ちゃいました!!

勝手ながら、右衛門佐の瞳と同列1位とさせて頂きます笑

そして最後の吉保と綱吉のくだり

「欲徳の無い慈しみを教えてくれたのじゃ」「佐だけがの」という綱吉の言葉に、自分こそがそうであったのに、という吉保の嫉妬と、報われぬ思いが引き金になってたね

原作とは少し違うけど、説得力のあるまとめ方だったな

倉科カナさんの情念を胸に秘めた吉保もよかったよねえ

これ原作では、綱吉は麻疹で危篤状態になって伏せっててね、吉保が席を外した僅かの隙に御台所がやってきて、積年の嫉妬から綱吉の首を締めるの

そこへ吉保が帰ってきて綱吉を助けるんだけど、「上様、あなた様は、あなたという方は・・!」~略~

「誰にも、もう誰にも渡しは致しませね、御台様にも他の男達にも絶対に!」

って流れから事に及んでたの

こんな状態になってもまだ、少し目を離せば、誰かに奪われてしまいそうになる皆が焦がれる上様、もはや奪われる前に自分だけのものに・・みたいな感じで

間違った方向だけど、ある意味、誰よりも強い愛と執着よね

そうそう、最後に桂昌院!

原作では、子供の事こそはしつこく望んでたけど「誰のおかげでお前は~」とか「勤めも果たさずに~」とかのモアハラ的な言動は無くてね

麻疹にかかった子供の綱吉を寝ずに看病した話があったり、綱吉が「欲得無しで私を愛しんでくれのは父上だけじゃ」って思うのも分からないでもなかったのよ

でもドラマを見てたら、原作の桂昌院の綱吉へ言動も、綱吉の心を縛る重みは同じだなって思えて、ドラマはそれを分かりやすく見せてくれた気がした

ただねドラマでも言われてけど、原作の桂昌院こと玉栄は、若い頃から閉ざされた世界で生きてきててね

だから異性の体の仕組みを本気で分かってなくて、嫌みで年取った綱吉に子供子供って言ってた訳ではなかったのよ

あと羊羹が好きな可愛い描写もあったり、有功に会いたがったりと、あの玉栄の面影も多少はあったのよ笑

あっ、そういえば、大奥「Season2」が、2023年秋に放送って発表されてたね

大奥「Season1」の最終回の10話は、3月14日だとか

最後の吉宗編にも、ちらっとまた中島裕翔さんが出演されるみたいね

今期のドラマ、私的2トップは、この大奥と下に感想書いてる罠の戦争