大奥 4話 感想 原作のままがいいのかアレンジして新鮮な方がいいのか問題笑 家光・有功編

う~ん、ドラマはドラマで良かったんだから野暮なことを言ってるな、と自分でも思うんだけど、
今回の4話は、3話どころじゃなくドラマオリジナルの部分が多かったよね

ところで皆さん
好きな漫画が、映像化される時、あなたなら下ののどれ?笑

好きな原作とはいえ一度読んでる話をもう一度見るのは退屈するから、
本筋は崩さずともオリジナルな展開を入れて新鮮な驚きで楽しませて欲しい

原作は読んで知ってても、それが映像としてどうなるかを見たいから原作のまま再現してほしい

自分は原作を知ってても、原作を知らない人にその原作の素晴らしさを知って欲しいから、そのままで再現して欲しい

私の場合は、基本

好きな原作を映像で見たいとはそんなに思わないんだけど、
いざ映像化されると決まったなら、そのままの内容で世間に知らしめて欲しい笑

まあでも軽く好きならもアリかも

そしてもちろん大奥は、私にってなのね笑

私、先週の3話の感想では、ある部分だけは原作よりドラマの方が納得出来たって書いちゃったんだけど、
長い原作の中でちょっと引っかかったのはそこだけで、それ以外は人物の描写にしても、緻密な歴史物としても感嘆しながら読んでたの

だからね、ドラマで原作の大事なシーンが省略されてると、『いや、でもここではこういう会話もあったのよ』とか余計なことを言いたくなってしまう笑

今回だと稲葉正勝(眞島秀和)と春日局(斉藤由貴)が、武家の家督を女にも継げるようにするか、しないかで争うシーンがあったじゃない

春日局は、武家で女の当主を認めたら、いざ戦になった時に徳川が倒されかねないし、また戦乱の世になるって心配して反対してたけど、
稲葉正勝は『もうそんな世の中は来ないのです』って何度も言って、春日局の意見は時代遅れの考え方として扱われて、稲葉の家督を女性にも継がせる意見が通ったでしょ

でもこれ、ドラマだけ見てたら春日局の心配の方が正論で、稲葉の方が楽観的すぎない?って気持ちにならなかった?

原作では、まず赤面疱瘡は関東を中心に流行っている説明があるのよ

そして当初はまだ、男性の跡継ぎがいなくなった大名家が出ても、家光がそれをいい機会として大名家を次々改易にして幕府の直轄領にして財源としてたの

でも次第に幕府の譜代大名にも跡目がいないところが出てきて、それらまで改易にしては徳川の屋台骨が揺らぐって事態になるの

そしてその頃には、徳川にとって一番の脅威だった西国でも赤面疱瘡が蔓延しだして、もう女を跡目にしても大丈夫だって事になったところで、女性将軍・家光(堀田真由)の誕生だったのよ

そして家光が、日本を鎖国にして、外国船が来る窓口の島だけは、男性を配置して諸外国には男の戦力がない事を隠すという政策もとってるの

でもドラマだとそんな政治的なやり取りの会話を長くやるより、有功(福士蒼汰)と今際の際の春日局のしんみり打ち明け話の方が、引きがあるんだろうね

いやオリジナルだど、このシーンはこのシーンで凄く良かったんだけどね

あっ、あと最後に一つ
ここは省略せず映像を入れて欲しかったと思ったところ

原作では、お楽の方こと捨蔵(濱尾ノリタカ)が、未来の将軍の父に成れたことに浮かれて、自分の不注意で廊下を踏み外して庭に落ちて頭を打つんだけど、
昨日のドラマだと、そのシーンは映らず話だけで伝えられたから、玉栄(奥智哉)が、また有功様の邪魔になる人を排除したの?みたいなミスリードを誘ってなかった?

玉栄は有功様のためなら何でもするけど、そこまでではないからね笑