鎌倉殿の13人 36回感想 義時(小栗旬)VS重忠(中川大志)

真っ白に燃え尽きたわ


義時(小栗旬)VS重忠(中川大志)が、矢吹ジョーと力石徹ばりに

一騎打ちの殴り合いを始めた時は、どこのクローズZEROよ!!

って思わず山田孝之を探しちゃったけどすごかったわ

でもその一対一で戦っているところよりも、
最後に重忠が、わざと義時にとどめを刺さずに立ち上がって、

馬に乗ったところよ!!

重忠が呆けたような表情で馬を進めるんだけど、

首も座らなくて頭もカクンカクンしてるんだけど、

でも命をかけて誇りを守った男の凄味に胸がギュッと締め付けられたわ

「命を惜しんで泥水を啜っては末代までの恥」

まさに坂東武者の鑑ね

中川大志さん、あの貫禄でまだ24歳になったばかりだなんて、
これからあらゆる有名武将の役が出来そうよね

20代のうちはその若さと知的な風貌を活かして、今回みたいな『見栄えのいい』(cv.源頼朝)役をやって、その後大河の主演とかも出来そうよね

今回の第36回のタイトルは「坂東武者の鑑」だし、
見るまでは、ひたすら畠山重忠の感想に尽きるのかと思ってたんだけど
畠山のくだりと同じくらいクラクラしたのは

またしても北条の恐ろしさよ!!

北条の婿にだけは、なるもんじゃないね笑

時政(坂東彌十郎)が、畠山の息子を捕えるために、娘婿の稲毛重成(村上誠基)に
畠山の息子を騙して呼び寄せるように指示したのに、終ってみれば

稲毛が、時政をそそのかして畠山討伐が行われたことにされてるし

それで斬首ってあんまりよね

それでも北条を守るためかと思えば、

義時が、父親時政の人望をさらに損なわせるためだってさ

もう誰も信じられない鎌倉

普通は権力者の親戚になれば、謀略渦巻く世界でも

ある意味安泰かと思いきや、丁度いいとばかりに捨て駒にされるという

畠山の乱のきっかけを作った時政は、御家人達からしたら恐ろしい執権だったろうけど
義時の方がより手ごわくて怖い執権になりそうよね

あの頭が切れる三浦義村(山本耕史)も、長い者に巻かれる主義だから
時政より義時に付くくらいだものね

でも今日は畠山と義時が期待どおり魅せてくれ満足だったわ

ただ一つの難点は

泰時が、のえの事を義時に告げ口するタイミングよ

でも面白くていい!!